水槽を眺めていて
「水面がテカテカしている…?」
「油が浮いている…?」
と感じたことはありませんか?
それは多くの場合、**水面にできる「油膜」**が原因です。
この記事では、
・油膜ができる原因
・水質や魚・エビへの影響
・初心者でもすぐできる油膜対策
を、アクアリウム初心者向けにやさしく解説します。
水槽の油膜とは?
水槽の油膜とは、水面にうっすらと広がる膜状の汚れのことです。
主な特徴は以下のようなものです。
- 光に当たると虹色っぽく見える
- 水面が動かずベタっとしている
- 泡が消えにくい
見た目だけの問題に思えますが、放置すると水質や生体に悪影響を与えることもあります。
油膜ができる主な原因
餌の与えすぎ
もっとも多い原因が餌の与えすぎです。
- 食べ残しの餌
- 餌に含まれる油分
これらが分解され、水面に油膜として現れます。
目安
- 魚が1〜2分で食べ切れる量
- 毎回「少なめ」を意識する
バクテリアバランスの乱れ
立ち上げ直後の水槽や、掃除をしすぎた水槽では、
有機物を分解するバクテリアが不足しがちです。
その結果、
- 汚れを分解しきれない
- 水面に油膜が集まりやすくなる
といった状態になります。
水流不足・水面が動いていない
水面がほとんど動かない水槽では、
汚れが拡散されず水面に滞留します。
- フィルターの吐出口が水中向き
- 水槽サイズに対してろ過能力が弱い
こういった場合、油膜が発生しやすくなります。
手や器具からの油分
意外と見落としがちなのがこの原因です。
- ハンドクリーム
- 料理後の手の油
- 新品器具に付着した製造時の油分
手を洗わずに水槽に触ると、油膜の原因になります。
油膜が水質や生体に与える影響
酸素供給が悪くなる
油膜が水面を覆うと、
空気中から水中への酸素供給が低下します。
その結果、
- 魚が水面付近でパクパクする
- エビや貝が元気をなくす
といった症状が見られることがあります。
水質悪化のサインでもある
油膜は
「水槽内に汚れが溜まっていますよ」
という警告サインでもあります。
放置すると、
- コケの増加
- アンモニア・亜硝酸の増加
につながる可能性があります。
初心者でもできる油膜対策
餌の量を見直す
まずはここから見直しましょう。
- 与えすぎない
- 週1回は軽めにする
これだけでも油膜はかなり減ります。
水面を動かす
- フィルターの吐出口を少し上向きにする
- 水面に軽くさざ波が立つ程度でOK
バシャバシャさせる必要はありません。
定期的な換水を行う
油膜が出ている場合は、
- 週1回
- 水量の1/4〜1/3程度
の換水がおすすめです。
底床の軽い掃除を同時に行うと、より効果的です。
油膜取りアイテムを使う
どうしても気になる場合は、
- 表面吸引付きフィルター
- 油膜取り用スキマー
を使うのも一つの方法です。
ただし、原因を放置したまま道具に頼りすぎないことが大切です。
油膜対策でやってはいけないこと
- 毎日大量換水する
- フィルターを頻繁に丸洗いする
- 薬剤で無理に除去する
これらは、かえって水槽を不安定にする原因になります。
まとめ|油膜は水槽からのサイン
水槽の油膜は、
- 餌の与えすぎ
- 水流不足
- バクテリア不足
といった、ちょっとした管理のズレで発生します。
裏を返せば、
- 餌
- 水流
- 換水
を見直すだけで、自然と解消するケースがほとんどです。
油膜を見つけたら、
「失敗した…」ではなく
水槽の状態を見直すチャンスと考えてみてください。