ベタの飼育方法|初心者でも簡単な育て方と注意点

熱帯魚・エビ

美しいヒレと優雅な泳ぎが魅力の熱帯魚「ベタ」。
カラフルな体色や人懐っこい性格から人気の高い魚ですが、正しい飼育方法を知らないと体調を崩しやすい一面もあります。
この記事では、初心者でも失敗しないベタの育て方を、わかりやすく紹介します。


ベタの基本情報

  • 学名: Betta splendens
  • 原産地: タイ、カンボジアなど東南アジア
  • 性格: オスは縄張り意識が強く、他のオスとは同居不可
  • 寿命: 約2〜3年(環境が良ければ4年ほど生きることも)

ベタの飼育に必要なもの

水槽・容器

  • 最低でも 幅20cm以上(2〜3L以上) の水槽が理想。
  • コップや瓶でも飼えますが、水質が悪化しやすく寿命が短くなります。
  • 小型ヒーターを設置できる容器を選ぶと安心です。

ヒーター・温度管理

  • 適温は 26〜28℃
  • ベタは熱帯魚のため、冬場はヒーターが必須です。
  • 小型自動ヒーターを使えば温度を一定に保てます。

フィルター

  • 強い水流が苦手なので、静かなスポンジフィルターがおすすめ。
  • 週1回の水換え(1/3程度)で清潔を保ちましょう。

水質

  • 中性〜弱酸性(pH6.5〜7.0)を好みます。
  • 水道水はカルキ抜きをしてから使用すること。

餌の与え方

  • 1日1〜2回、食べきれる量(5粒前後) を与えましょう。
  • 食べ残しは水質悪化の原因になります。
  • ベタ専用フードを基本に、週1〜2回はアカムシなどの生餌を与えると栄養バランスが整います。

🪶 ポイント:
ベタは食欲旺盛なので、与えすぎは肥満のもと。
「週1日は絶食日」を設けて腸を休ませるのもおすすめです。


水換えの頻度とコツ

  • 週に1回、1/3〜1/2の水を交換 します。
  • 全換えは避け、バクテリアを残すことが大切。
  • 新しい水は一晩汲み置きしておくと温度変化を防げます。

ベタの混泳はできる?

  • オス同士の混泳はNG(縄張り争いで傷つきます)。
  • メス同士や温和な小型魚(ネオンテトラなど)との相性は個体によります。
  • 初心者は単独飼育から始めるのが安心です。

ベタを長生きさせるコツ

  1. 水温を安定させる(25〜28℃をキープ)
  2. 水質を保つ(カルキ抜き+定期的な水換え)
  3. 過剰な餌を避ける
  4. ヒレの傷や白点病に注意
  5. 鏡を使って適度に刺激を与える

鏡を使う理由とは?

ベタは縄張り意識が強く、「自分の姿(ライバル)」を見るとヒレを大きく広げて威嚇します。
この行動を「フレアリング」といい、運動不足の解消や発色の維持に役立ちます。

ただし、長時間のフレアリングはストレスになるため、
1日1〜2回、1〜2分ほど鏡を見せる程度がちょうど良い刺激です。
鏡は固定せず、短時間だけ見せてすぐ取り除きましょう。


ベタの魅力を楽しもう

ベタは美しい見た目だけでなく、飼い主の姿を覚えるような人懐っこさもあります。
正しい環境を整えてあげれば、初心者でも長く付き合える最高のパートナーになります。あなたの水槽にも、ぜひ一匹の「マイベタ」を迎えてみませんか?


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