【初心者向け】失敗しないフィルター選び|5つの種類とメリット・デメリットを徹底比較

初級

アクアリウムを始めるとき、必ず悩むのが「どのフィルターを選ぶか?」という問題です。
フィルターは水質を保つ大切な装置。種類ごとに特徴や適したシーンがあるので、初心者の方が迷うのも当然です。今回は、

  • スポンジフィルター
  • 掛け式フィルター
  • 水中フィルター
  • 底面フィルター
  • 上部フィルター
  • 外部式フィルター

について、メリット・デメリットをわかりやすく解説しつつ、筆者おすすめの製品を一つずつ紹介します。また記事の後半では、ろ過能力の目安として簡単なランキングもご紹介します。

スポンジフィルター

特徴

水槽内に設置し、エアーポンプで空気を送ることで水を吸い込み、スポンジ部分で物理+生物ろ過を行います。

メリット

  • 稚魚・稚エビの吸い込み事故がほぼないので繁殖水槽に最適
  • 掃除が簡単で構造がシンプル
  • 電気を直接使わず(エアーポンプ経由)省エネ

デメリット

  • 筆者の経験上、エアーの「ブクブク音」がやや気になる
  • 水の透明度を保つ能力は単体ではやや控えめ
  • エアレーションを兼ねるので水面の揺れが大きく、CO2を逃がしやすい

おすすめ商品

LSS研究所 本体 Nanoスポンジフィルター
低価格でしっかりろ過&エアレーションできます。コスパ重視派におすすめです!


掛け式フィルター

特徴

水槽のフチに引っかけるタイプ。フィルターケースにモーターが内蔵され、水槽の水を吸い上げ、ろ材を通してきれいにして戻します。

メリット

  • 初期費用が安価で導入しやすい
  • メンテナンスが楽で、ろ材の交換も簡単
  • 外から見やすく、詰まりに気づきやすい

デメリット

  • 筆者の経験では、水位が下がると水が落ちる音が意外と気になる
  • 吸水口から稚エビ・稚魚が吸い込まれることがある
  • 水槽背面に取り付けるため、壁際設置だとスペースが必要

おすすめ商品

GEX 簡単ラクラク パワーフィルターM
初心者でも扱いやすい簡単セット!水槽を強力にろ過して透明度アップ、静音性も高いGEXのパワーフィルターMです。


水中フィルター

特徴

水槽内に沈めて使うモーター式フィルター。投げ込み式とも呼ばれることがありますが、こちらは電動ポンプ内蔵で水流をつくります。

メリット

  • 設置が簡単で、コンセントをつなぐだけ
  • 水流を直接つくるので水をムラなく循環しやすい
  • コンパクトで小型水槽にもおすすめ

デメリット

  • 水槽内に装置があるため、見た目がやや目立つ
  • 小型のものはろ過能力が限られる
  • 掃除の際には装置を一度取り出す必要あり

おすすめ商品

水作 スペースパワーフィットプラスS ブラック 淡水用 SF-72
コンパクト設計で水槽内スッキリ!カートリッジ式でお手入れ簡単、淡水水槽に最適な水作スペースパワーフィットプラスS(ブラック)。


底面フィルター

特徴

水槽の底砂の下に敷いて使うタイプ。砂利全体をろ材として活用する仕組みです。

メリット

  • 筆者としては、水槽内が非常にスッキリし、見た目が良い
  • 吸水口がないので稚魚・稚エビの吸い込み事故がほぼゼロ
  • 底床全体がバクテリアの住処になり、安定したろ過が可能

デメリット

  • 底床を掃除したりレイアウト変更するときは大がかり
  • 濁りや汚れが出ると、復旧に時間がかかる
  • 水草育成にはあまり向かず、CO2添加をしても逃げやすい

おすすめ商品

ニッソー バイオフィルター45 45cm水槽用底面フィルター
リーズナブルなのに長く使えて経済的!ニッソー バイオフィルター45はコスパ重視の底面フィルター派に最適です。


上部フィルター

特徴

水槽の上に乗せる形で設置するフィルター。水をくみ上げ、上部のトレイでろ過し、水槽に戻します。

メリット

  • 大きなろ材スペースでバクテリアが豊富に繁殖
  • 酸素を多く取り込みやすいので金魚水槽などに最適
  • メンテナンスしやすく、目詰まりに気づきやすい

デメリット

  • 筆者としては「見た目が少し重厚感がある」ため、インテリア重視だと気になるかも
  • 水位が下がると水の落下音がしやすい
  • CO2が抜けやすく、水草水槽には少し不利

おすすめ商品

コトブキ工芸 上部フィルター スーパーターボ トリプルボックス 600
大容量ろ材でパワフル濾過!水質安定に強く60cm水槽にぴったりの頼れる上部フィルターです


外部式フィルター

特徴

水槽の外に置き、ホースで水を循環させる本格派。プロや中上級者がよく使用します。

メリット

  • 筆者も一押しですが、段違いにろ過能力が高く、大型水槽でも安心
  • 水槽内に装置を置かないので見た目が抜群にスッキリ
  • ろ材スペースが大きく、生物ろ過が非常に安定

デメリット

  • 設置場所を確保しないといけない(台の中などに隠す必要)
  • 初期費用が他のフィルターよりやや高め
  • 定期的にホースやパイプの掃除が必要

おすすめ商品

エーハイム クラシックフィルター2213
外部式の代表格。トラブルが少なく、パーツも豊富で長く使える名機です。


ろ過能力で見るフィルター順位

(あくまで目安です)

1️⃣ 外部式フィルター
2️⃣ 上部フィルター
3️⃣ 底面フィルター
4️⃣ 掛け式フィルター
5️⃣ 水中フィルター
6️⃣ スポンジフィルター

まとめ

フィルター選びは「どんな魚を飼うか」「水草はどの程度育てるか」「水槽サイズ」「設置場所」などで変わります。迷ったらまずは水槽サイズ+予算に応じて選び、そこから自分に合うものを徐々に試していくのがおすすめです!

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