アクアリウムで水草水槽をつくるとき、多くの人が選ぶ底床材が「ソイル」です。
見た目は黒い小さな粒状の土ですが、その役割は見た目以上にとても大切。
この記事では、ソイルの特徴や種類、目的別の選び方までやさしく解説します。
ソイルとは?どんな素材でできているの?
ソイルは自然の土を焼き固めたものです。
養分を含んだ土や粘土を高温で焼き、丸い小さな粒状にしたものが水槽用のソイルになります。
ソイルの特徴
- 洗わずにそのまま使える(洗うと崩れるため)
- つぶすと中は細かい土(柔らかい)
- 水質を**弱酸性(pHを下げる)**方向に安定させやすい
- 水草の根が張りやすい
💡 ポイント
水草水槽との相性がとても良く、初心者でも扱いやすい底床材です。
ソイルには「吸着系」と「栄養系」がある
ソイルといっても、実は大きく分けて2種類あります。
吸着系ソイル
- 水中の余分な栄養や不純物を 吸着 して、水を安定させる
- 立ち上げ直後の水をクリアに保ちやすい
- 初心者がトラブルを起こしにくい
こんな人におすすめ👇
→ メダカ・小型魚中心の水槽
→ コケを出したくない・管理を楽にしたい
栄養系ソイル
- その名の通り、栄養分を豊富に含んだソイル
- 水草が根から栄養を吸い取り、成長が良くなる
- ただし、栄養が多いぶん、コケが出やすいことも
こんな人におすすめ👇
→ 水草をしっかり育てたい人
→ 草原レイアウトや有茎草の森レイアウトに挑戦したい人
粒の大きさによる使い分け
ソイルには、粒の大きさによって呼び名が異なります。
| 種類 | 粒の大きさ | 特徴・使いどころ |
|---|---|---|
| ノーマル | 標準サイズ | 通水性がよく、どんな水槽にも使いやすい |
| パウダー | 小粒 | 前景草・育ちにくい草の根張りに最適 |
| スーパーパウダー | 超小粒 | より細かい根や絨毯草育成に特化 |
💡 前景草を育てたい場合はパウダーやスーパーパウダーを併用するのが定番です。
有名な「ADA アクアソイル」の特徴
水草レイアウトといえば、ADA アクアソイルはとても有名です。
メリット
- 水草育成に向いた 栄養が豊富
- 弱酸性・軟水にしやすく、多くの水草に最適
- 世界中のレイアウトコンテストでも使用されるほど定番
デメリット
- 崩れやすい(古くなると泥っぽくなりやすい)
- 立ち上げ初期に 濁りが出やすい
- 水換えなどの 管理を丁寧にする必要がある
初心者でも使えますが、管理が雑だとコケが出やすいので注意です。
JUN プラチナソイルのレビューまとめ(パウダー & スーパーパウダー)
今回紹介するのは、水草育成で人気の JUN プラチナソイル。
良い口コミ(共通)
- 水がすぐに安定する
- 使いやすく、底床トラブルが少ない
- 根が張りやすく水草の状態が良い
気になる口コミ
- 長期使用すると、粒が少しずつ崩れることがある
粒サイズの選び方
- パウダー … 一般的な小粒サイズで多くの水草に使いやすい
- スーパーパウダー … さらに細かい粒で、前景草の根張りを強化したい人に最適
👉 前景草を美しく絨毯にしたいなら、スーパーパウダーを選ぶと成功しやすいです。
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まとめ
- ソイルは 水草育成に最適な底床材
- 「吸着系」「栄養系」で役割が違う
- 粒サイズは 育てたい水草で選ぶ
- ADAは育成性能が高いが、管理は丁寧に
- JUNプラチナソイルは扱いやすく初心者に安心