60cm水槽はアクアリウムでもっとも人気のあるサイズ。熱帯魚の鑑賞性と水草育成の両立がしやすく、初心者〜中級者に最適です。
ただし、水草をしっかり育てるには「明るさ(ルーメン)」だけでなく、光合成に効く波長(赤・青)や設置条件も重要です。
- ルーメン(lm)の目安:維持重視なら1,000〜、本格育成なら2,000〜3,000程度
- 波長:赤(約630〜670nm)と青(約400〜470nm)が光合成で重要
- 設置条件:水面→底床の距離、フタやリムの有無で到達光が変わる
- コケ対策:強光はコケの要因。点灯時間やCO₂添加とセットでバランス調整
おすすめ1:GEX クリアLED POWERⅢ 600
明るさの目安: 約1,000lm
特徴: 初心者に人気の定番モデル。扱いやすく、価格も手頃で、まず水草育成を始めたい人に最適なエントリーモデルです。
陰性水草中心のレイアウトなら、十分な光量を確保できます。
おすすめポイント
- 手頃な価格で導入しやすい
- 3色切替で雰囲気を変えられる
- 陰性水草(アヌビアス、ミクロソリウム等)なら十分育つ
楽天レビュー要約(5件)
- 陰性水草は元気に維持できて明るさも十分
- 価格に対して性能がしっかり/長時間でも安定
- ロタラなど有茎草は成長がやや遅め
- 自然な白色光で魚の見栄えが良い
- 本格育成には光量が物足りないためステップアップ推奨
総評: 初めてのLEDライトにぴったり。コスパ重視で始めたい人や、陰性水草レイアウトにおすすめ。
ちなみに筆者はこれを2本設置して水草を生育しております!
おすすめ2:アクロ TRIANGLE LED GROW 600
明るさの目安: 約3,000lm(60cm対応の強力クラス)
特徴: 水草育成に効果的な赤・青波長を強化した、コスパ最強クラスの定番育成ライト。
CO₂添加を行う本格的な水草レイアウトにも十分対応します。
おすすめポイント
- 高ルーメンで底床まで光が届く
- 赤・青波長を含むバランス良いスペクトル
- 放熱性に優れたアルミボディで長寿命
楽天レビュー要約(5件)
- 水草の気泡が増え、成長スピードが上がった
- 明るく、水草がイキイキして見える
- やや黄味がかった光で色味の好みが分かれる
- 2台設置で照射が均一/夜間にわずかな残光あり
- 観葉植物・食虫植物にも流用できるほど光量安定
総評: 水草をしっかり育てたい中〜上級者に最適。価格以上の性能で、育成効果を実感しやすいライトです。
おすすめ3:Chihiros WRGB II 60(チヒロス WRGB2 60)
明るさの目安: 約4,500lm
特徴: スマホアプリ「My Chihiros」で光量・色温度・タイマーを自在に管理できるハイエンドモデル。
RGB独立制御によって、赤系・緑系・青系水草の色彩がより鮮やかに際立ちます。
おすすめポイント
- WRGB独立制御で発色が抜群に美しい
- 最大4,500lmの高出力でCO₂添加・難種水草にも対応
- アプリで調光・日の出/日の入りスケジュール設定が可能
- スタイリッシュなデザインで水槽上部がすっきり
楽天レビュー要約(5件)
- 赤系水草の発色が劇的に良くなった
- 光が強力で底床までしっかり届く
- スマホ操作が便利で管理が簡単
- デザイン性が高く、インテリアにもなじむ
- 明るすぎるため、最初は光量を抑えるのがコツ
総評: 高演色・高出力のプロ仕様ライト。見た目も性能も重視する中〜上級者におすすめ。
まとめ|60cm水槽のLED選びは「ルーメン×波長」がカギ
- まずは1,000lm級で陰性水草 → 慣れたら2,000〜3,000lm級で本格育成へ
- 赤・青波長をしっかり含むライトは成長・発色・気泡に差が出る
- 強光運用では点灯時間・CO₂・栄養・コケ対策のバランス調整が重要
ライトを見直すだけで、水草の発色や成長、景観が大きく向上します。
目的と予算に合わせて、最適な1台を選びましょう。
ちなみに筆者は「おすすめ1」を2台設置して水草生育しております。参考までに!