水槽の底でちょこちょこと動き回る姿が愛らしい「コリドラス」。
初心者でも飼いやすく、他の魚とも相性が良い人気の熱帯魚です。
この記事では、コリドラスの特徴から飼育方法、注意点、繁殖のコツまでわかりやすく解説します。
コリドラスってどんな魚?【特徴と性格】
- 南米原産のナマズの仲間で、底で生活する「底もの」タイプの熱帯魚です。
- 性格はとても温和で、他の魚とケンカすることはほとんどありません。
- 群れで行動する習性があるため、3〜5匹以上の複数飼いがオススメ。
- 夜行性傾向があるため、昼間は底で休み、夕方〜夜に活動が活発になります。
飼育に必要な環境と準備
水槽サイズ
- 30cm水槽以上が目安。
小型でも飼えますが、複数匹飼うなら45cm〜60cm水槽が安心です。
水温・水質
- 水温:24〜27℃
- pH:中性〜弱酸性(pH6.0〜7.0)
- 弱酸性の柔らかい水を好みます。硬水だとヒゲが傷みやすいので注意!
フィルター
- 弱い水流を好むため、スポンジフィルターや外掛けフィルターが最適です。
- 強い流れはストレスになるので、流量はやや控えめに。
底砂の選び方【コリドラスに最適な環境】
- コリドラスは口先(ヒゲ)で底砂をモグモグしてエサを探します。
そのため、細かくて丸い砂を選ぶことが大切です。
おすすめ底砂:
- 田砂(たすな)
- ボトムサンド
- パウダー系ソイル
避けたい底砂:
- 角ばった砂利や大きな石(ヒゲが傷つく原因に)
💡ポイント:
底砂の厚さは2〜3cm程度が理想。厚すぎると掃除がしにくく、汚れが溜まりやすくなります。
エサの種類と与え方
- コリドラスは底に沈んだエサを食べるため、沈下性のエサを選びましょう。
- おすすめは「コリドラス専用タブレット」や「沈下性の冷凍赤虫」。
与え方のコツ:
- 1日1〜2回、2〜3分で食べ切れる量が目安。
- 他の魚が先に食べてしまう場合は、夜に与えるとコリドラスがゆっくり食べられます。
飼育で注意したいポイント
- 水換えは週1回、全体の1/3程度を目安に。
- 砂の中に汚れが溜まるとヒゲが傷ついたり、病気の原因になります。
→ 底砂掃除は定期的に行いましょう。 - コリドラスは高温に弱いため、夏場はクーラーやファンで温度管理を。
コリドラスの繁殖方法【初心者でも挑戦できる!】
- 条件が整えば自宅でも繁殖が可能です。
- 成熟したペアを用意し、水温を少し下げて水換えを頻繁に行うと産卵スイッチが入ります。
- 卵は水槽のガラス面や水草に産みつけることが多く、見つけたら親魚とは別に移動させましょう。
- 孵化までは約3〜4日。稚魚にはブラインシュリンプや微粉末の餌を与えます。
💡繁殖しやすい種類:
コリドラス・アエネウス(青コリ)やコリドラス・パンダが初心者向けです。
まとめ|コリドラスは初心者にぴったりの癒し系魚!
- 温和で丈夫、しかも掃除屋として水槽をきれいにしてくれる頼もしい存在✨
- 正しい底砂と水質を整えれば、長く元気に育てることができます。
- かわいらしい行動や群れで泳ぐ姿を観察して、癒しのアクアリウムライフを楽しみましょう。