水草水槽を始めたばかりの方にとって、「二酸化炭素(CO₂)の添加」はハードルが高いように感じるかもしれません。ですが、 小型ボンベ(74gなどの使い切りタイプ) を使えば、手軽にCO₂を導入できます。ここでは初心者向けに、小型ボンベを使った場合に必要な機器やおすすめの組み合わせを分かりやすく紹介します。
CO₂添加の接続・設置例
まずはCO2添加機器の設置例からイメージしてみましょう!
結論からいうと「小型ボンベスターターセット」が結局のところおすすめです!

小型ボンベとは?
小型ボンベは「74g」の使い切りカートリッジが主流です。
- ホームセンターやネットショップで手軽に購入できる
- 専用のアダプターやレギュレーターに取り付けて使用
- 初期費用が安く、初心者でも導入しやすい
ただし、大型ボンベに比べてランニングコストは高め。30~60cm水槽向けとして人気があります。
必要な機器と役割
レギュレーター(減圧器)
小型ボンベをそのまま使うと圧力が高すぎるため、 ガスの圧力を調整するための装置 が必要です。「小型ボンベ専用レギュレーター」を選べば、簡単に取り付けられます。
電磁弁(ソレノイドバルブ)
電磁弁は 電気でガスのオン・オフを切り替える装置 です。
夜は水草が光合成をしないため、CO₂を止めるのが基本。電磁弁があれば、タイマーと連動して自動で添加を止められます。「レギュレーターと一体型になっているタイプ」がおすすめです!
タイマー
照明と同じタイミングでCO₂を添加するために欠かせないのがタイマーです。
- 照明が点灯する1時間前にCO₂を添加開始
- 照明が消えると同時に添加停止
この設定にしておくと、水草の光合成に最適な環境を作れます。
バブルカウンター
CO₂の添加量を目で確認するための器具です。
水槽に入る泡を「1秒に1滴」などで数えて調整できます。初心者でも扱いやすく、添加量の目安をつかむのに役立ちます。「デフューザーと一体型になっているもの」がおすすめです!
CO₂拡散器(ディフューザー)
水槽にCO₂を効率よく溶かすための器具です。
- ガラス製ディフューザーは見た目もおしゃれ
- 細かい泡を発生させ、水に効率よく溶け込む
- 小型水槽ならガラスディフューザーが定番
筆者のおすすめは「アンビリーバブル」です!コスパがよくバブルカウンター機能もあり気泡も細やかなため3つの水槽で愛用しています。
逆流防止弁
小型ボンベは構造的に水の逆流に弱いため、必ず「逆流防止弁」をつけてください。
わずか数百円ですが、機器を守るために欠かせないパーツです。
耐圧チューブ
小型ボンベでもガス圧は高いため、 普通のエアチューブではなく耐圧チューブ を使用します。透明やクリアタイプを選べば、水槽内で目立ちにくいです。
小型ボンベスターターセットがおすすめ
初心者には「小型ボンベ用スターターキット」を選ぶのが一番安心です。
- ボンベ、レギュレーター、電磁弁、ディフューザー、チューブが一式揃う
- セットで買えばすぐに使える
- 初期費用を抑えて導入できる
ランニングコストは少し高めですが、 手軽さと安心感 で選ばれるアイテムです。
まとめ
小型ボンベでCO₂添加を始めるなら、次の機器を揃えればOKです。
- 小型CO₂ボンベ(74g)
- 小型ボンベ専用レギュレーター
- 電磁弁(ソレノイドバルブ)
- タイマー
- バブルカウンター
- 逆流防止弁
- CO₂拡散器(ディフューザー)
- 耐圧チューブ
これらを組み合わせれば、初心者でも無理なくCO₂添加を始められます。小型ボンベは扱いやすく、小型水槽にぴったり。まずはスターターキットから挑戦して、水草の美しい成長を楽しんでみてください。